VOICE02 -Yusaku Arts Works-
自分の作品をどう思うか


 まず京都での展示会の終了をお知らせいたします。

ご来場頂きました皆様、裏方として展示会を支えてくださった多くのスタッフの皆様、
本当にありがとうございました。

あの建物の素晴らしさと桜の季節が相まって来場者は17000人程を記録したという事を
聞きました。

非常に多くの方に僕の作品を見ていただけた事をとても嬉しく思います。
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 さて、15日からは、気持ちを新たに大阪(JR高槻駅ビル内)にての展示会が始まります。
全て新作を展示する予定ですのでご期待下さい。

 京都での展示会を終えて、今回、京都で展示した作品、現在、製作中の作品を振り返ってみて、

「どう思っているか」

ということを書き留めておきたいと思います。

 まず現在の制作の糧として最も大きいのは「人間内面への興味」という事。
また革を使って、それを表現できる喜びは刺激的なものです。

 最近の僕の作品を客観的に見てみると「難解だ」「気持ち悪い」「宮原勇作らしくない」
と評価されることは、頭の片隅で理解できなくもないです。

なぜならモチーフにしているものは人間の内面の中でも「良い印象を与えるもの」ではありませんから。

それは、少し湿った、薄暗い、複雑に絡み合った様な、そんな心模様なのです。



僕が取り上げている、あるいはイメージしてる世界というのは、そういうものです。


 では何故、そんな世界を取り上げるのでしょうか?

それは人の中の「正の感情」「負の感情」と多少強引に分類するとして、圧倒的に「負の感情」
の方が情報量が多く、魅力的であることに気が付くからです。

それは「人間らしさに溢れている」と言い換えられるかもしれません。

また僕は、そういった「負の感情に形を与えて堂々と打ち出す」ことで見直されるべき観念、生活や生き方を、もっと豊かにする「世界の見方」が発見できると信じています。

作品を通して何を伝えたいかというと「肯定してみる」ということに尽きるのです。

人間内の不確かな物体Ⅹに対して「no」ではなく「yes」の気持ちで臨むこと。

そしてそれは、もしかしたら誰かの意識に訴えかけられるものかもしれない…とも思うのです。



なので、作品について、人にどのように思われようと構わない。



今の僕は「肯定的に世界を見ること」「自分を表現する事」に必死になれていると思います。
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# by yusaku_voice | 2010-04-06 00:32 | Comments(5)
宮原勇作 大阪展 4月15日~
展示会のお知らせ

4月15日より4月27日まで開催されます宮原勇作大阪展の告知を致します。

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2010.4.15(木) - 4.27(火) 12:00-18:00
Miyahara Yusaku exhibition 大阪(高槻)


    Jargon - ジ ャ ー ゴ ン   
  ‐もしも感情を目で見ることができたら…‐
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アートスポット ギャラリー マーヤ

OPEN 1 2 : 0 0 - 1 8 : 0 0
最終日 1 2 : 0 0 - 1 8 : 0 0 
定休日 水曜

〒5 6 9 - 0 8 0 4
高槻市紺屋町3-1-216 
グリーンプラザ3号館
TEL 0 7 2 - 6 8 3 - 6 4 5 6

JR高槻駅 中央改札口よりすぐ 
阪急高槻市駅より徒歩5分
-------------------------------------------------------------------------------

皆様、この大阪での展示に是非お越し頂ければと思います。

今回の展示会のネーミングに関しては、「隠語」「スラング」という意味があり、
病名等にも使われているJargonという英単語を引用しました。

ジャーゴンと読みます。
少し不気味な語感が気に入っています。

もちろん僕のいう「隠語」とは文字や言葉で言う隠語とは違い、
「存在しているけれども語られない言葉」としての隠語です。

つまり「人の心模様」と置き換えてもいいと思います。
あるいは「本音」と「建前」で言うなら「本音」の部分。

ちなみに今日の画像はDMの画像ですが、この絵がどんなJargonを含んだものであるか、是非、想像してみて下さい。
ピンと来る人もいると思います。


ここに先日からチラッとでてくるQのような文字が出てきます。
これは、僕なりの「隠語(スラング)」なのですね。
人の心に住まう魔物を象徴しています。

Questionable 疑わしい
Quixotic 非現実的な
Quadrupeds 四足獣

画像の絵はキップという生後6ヶ月から2年くらいまでの牛からできる革で制作しました。
若い牛の革なのですね。

キャンバスではなく、革という「命のあったもの」を支持体として扱っている感覚は
責任やプレッシャーでもあり、絵を描く喜びでもあります。

革に絵を描くようになってから、失敗したからといって捨てたりしなくなりました。
物に描いている感覚ではなく、肉体に描いている感覚なのです。

やり直したり消したり出来ないのでピリピリします。

現代に移行してからの美術は「情熱」や「作家の主張」というものを前面に出したものより、
クールでコンセプチャルな雰囲気を出しているものが多いように思います。

つまり実際の作家との距離感がある客観性の高い作品ということですね。
僕の尊敬するアンディ・ウォーホルは、そのハシリですね。
晩年の彼の絵は完成するまで作家が一切手を触れていないものが多いのです。
サインも助手がしていたとか…。

でも僕は、思いっきり自分の主張・主観で勝負したいと思います。

それであってコンセプチャルに完結する。

そんな作品を思い描いています。
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# by yusaku_voice | 2010-04-03 21:36 | Comments(0)
オッカムの剃刀
制作中の行動②

次回の大阪展の絵のテーマとなるものを正確に把握できているかを見直している。


皆様は「オッカムの剃刀(かみそり)」という科学の提言をご存知だろうか?

僕は今回、この「オッカムの剃刀」を絵の表現に活かしてみたいと思っている。



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オッカムの剃刀(かみそり)

‐以下引用‐

まったく同じ予言をおこなう2つの理論が手元にあった時には、

単純な方の理論が、より良い理論である。


物理学では、このカミソリを机上の空論に過ぎないような概念を削ぎ落とすのに用いる。


‐以上引用‐


よりシンプルなものの方が正しいのだ。 

という科学の言葉は自分達の生活にも活かせるものだから好きだ。

実際に、現実はしばしば、そうであると思う。

「A」か「B」かで迷う事が多い僕は、この「オッカムの剃刀」を、ふと思い出す。

「正しい事」というと、どうしても語弊が生まれるけれども、正しい物事というのは

結果的にシンプルに表現することができるのだろう。

余分なものがなくなってシンプルになっていくのだと思う。

反対に考えがまとまらなかったり、自分の力が分散されて本来の力が出せないような時は

「自分が何をしたいのか」「余分な部分がないか」を見直さなければいけないのかもしれない。



考え方を変えてみたい…。

やり方が間違っているのかもしれない…。

そんな時は付け足さずに、逆に削ってみる。


オッカムの剃刀で。


次回の絵は、僕なりの「予言」であり「提言」だから。



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# by yusaku_voice | 2010-04-02 23:16 | Comments(2)
制作中の行動



今日「心」という単語をウィキペディア(パソコン百科事典)で検索してみた。


検索結果に特に満足を感じなかったが、

辞典に「現実味」が盛り込まれないことは当然なことかもしれない。

定義なんだから。


「心」という分野は、様々な人によって、何度となく掘り下げられてきた。

それこそ、これからもずっと探求されるだろう。

多くの哲学者によって、真夜中に探求されたに違いない。

真昼だったかもしれないけど。


人は心を定義したがる。

僕も、そんな一人だと思う。多分 それは徒労に終わるだろう。

でも僕は絵画において、それを探求してみたい。

楽しいことだ。



僕の受け皿は、もう肉体的なものではなく、精神的なものに変わりつつある。

一緒に居る人を選ぶとしたら精神的な受け皿が満たされる人と居たい。

単純に楽しいとか。

最近は年齢の所為か、その辺は自分に忠実になってきたと思う。

もしかしたら世界は「好きか 嫌いか」という、とてもシンプルな価値観で動いているのかも?

と思うことも多い。


優劣ではない。

体のパーツの形でもない。

「好き」に繋がっていくものは。


最近、身近な人が 「もうこれからはファジー【fuzzy】だ」と言っていた。

テレビで、そう言ってたんだよ。と言っていたけど。僕はほとんどテレビを見ない。


曖昧に、適当に、なんとなくやっていく。

それが一番良いよ、楽やし。 と言っている。


実際、長くやっていくコツは、それなのかもしれないな と思う。

それが頭では分かっていても、出来ないよと言う人の方が多いとも感じるけれど。


ただ僕たちの世界の見え方は、本当に「ちょっとした違い」で大きく変わる。

僕の感覚的な言い方だけれど、不愉快と快楽を分ける角度は ±2度 ぐらいの、

ちっぽけなものなのではないかな?と思う。


ほんの+1度、ものの見方を変えてみれば世界は違って見えてくるだろう。

大変な作業ではない。

もしかしたら「カップの持ち方」や「足の組み方」や「シャツの色」ぐらいの

些細なレベルの行いの中で変化可能なものかもしれない。

きっとそうだろうなと考えながら絵を描いている。

おもしろいですね。
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# by yusaku_voice | 2010-04-02 04:53 | Comments(2)
もっと思考したかった。

 京都での展示会 ECHO TOUR2010 も残すところ5日となった。

今回の京都府庁(旧本館)という歴史と気品のある会場で、才能のある多くの若手アーティスト達と展示会が出来た事を誇らしく思っています。

 最近、僕は自分の気持ちをブログに書き留めるという事をしていなかった。

ある程度は予想していたが、やっぱりうなったな…。と、今は思っています。
制作をしながらではあったけれど、沢山の済ましておくべきことがあったから。

でも、枝のように何本にも分かれた心境が、やっとまとまり始めてきた。
今は、少し安心感が生まれ、希望的観測のできる状態という感じです。

僕にとって、思考する事は本当に体力の要ることで、昔は考える事が嫌いだった。
でも今は違う。考える事は運動のように心地良いものに変わった。

それは、より熟考する事で「より伝える事ができ」「より深い探求ができる」から。

これからは、より考え、より動きたい。

二週間後には大阪での展示会が始まる。

大阪展の詳細は、また後ほど。
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# by yusaku_voice | 2010-03-31 03:02 | Comments(4)



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Miyahara Yusaku
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1979年生まれ
滋賀県在住
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