VOICE02 -Yusaku Arts Works-
風の谷のナウシカ 【コミック版】 が僕の本棚で輝いている。

風の谷のナウシカについて

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巨匠・宮崎駿先生が徳間書店のアニメ情報誌『アニメージュ』誌上にて発表したSF・ファンタジー作品。
1982年2月号にて連載を開始し、映画制作などのため4度の中断期間を挟み、1994年3月号にて完結した。
1994年に第23回日本漫画家協会賞大賞、
1995年、第26回星雲賞コミック部門を受賞。
単行本の発行部数は累計1,200万部。

‐ウィキペディアより抜粋‐


このブログで宮崎作品を紹介するのは初めてかもしれないのですが。

僕も宮崎駿ファンタジーの大ファンです。
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宮崎駿先生の作品はアニメの印象が非常に強いですが、僕にとって、この「風の谷のナウシカ」【コミック版】

は特別なもので、これこそが宮崎駿作品だとの思いがあります。



アニメ版とは全くと言っていいほどストーリーや話の結末が異なっております。

20歳の時に初めて読み終えた風の谷のナウシカ【コミック版】は僕に大きな衝撃を与えました。

当時、環境問題というのは、どこか耳遠く感じ、「大切なんだろうけれど自分には関係のないもの」という意識でした。

しかし風の谷のナウシカ【コミック版】は、僕に真剣に環境問題、生命の成り立ち、人の命の在り方、勇気、思いやり

強さ、厳しさ…。そんなものを教えてくれた教科書的漫画だといえます。

なにか、心の中にどっしりとした居場所を確保してしまったのです。不思議な感覚でした。
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中でも最も印象に残った言葉は

「そんな簡易なマスクで腐海の猛毒の中を生きていけることを不思議に思わないのか?」

とナウシカが問われる場面です。


風の谷のナウシカの主人公ナウシカは登場シーンにおいて度々マスクをしており、これは腐海とよばれる有毒の植物の森から放たれる瘴気

(しょうき)から身を守るための物という設定でした。

しかし、物語の大どんでん返しとして、上記のような、これまでの設定を、あざ笑うかのような言葉がナウシカに向けて放たれるのです。

「どういうことだ? じゃあ、その環境で生きている我々とは何なのだ?」となるわけです。

アニメ版からは、到底読み取れないのですが、実はナウシカの原作の結末はこのようなものでした。

①ナウシカたちは腐海の毒に対して耐性を持つように作られた人工的な種族で、環境汚染前の人間によって人工的に作られた人間であった。

②ナウシカたちは、高濃度の瘴気の中では生きていけませんが、しかしまったく瘴気のない清浄な空気の中でも生きてはいけない。
 汚染した環境に合わせて作られたので、清浄な空気の中では肺から血を噴出して死んでしまう。
 清浄な地に憧れても、その身体では、そこには決して辿り着く事ができない。

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実はナウシカが自然な人間ではなかったというのはアニメしか観ていない方には、意外に思われるでしょう。

しかし僕は、この原作のコミック版の方にこそ、宮崎駿先生の鋭く重みのある主張を感じずにはいられません。


ところで

「マスク」・「大気汚染」

これらの言葉を聞いて、最近話題となっている中国からの飛来物のこのが頭によぎりませんか?

PM2.5と呼ばれるものです。


これから先の未来、私達は「そんなマスクで、この大気を吸って平気だと思っていたの?よくそんなもの使ってるね」と

ナウシカのようなに言われてしまような時が来ると思います。

それも、それほど遠い未来のことではないでしょう。

とはいえ宮崎駿先生は未来の預言書としてナウシカを描かれた訳ではないでしょう。

作品を読んでいて、なんとなくそんな気がします。

でもそこには私達が失ってはいけない環境、失ってはいけない健康、失ってはいけない人の心が描かれているような気がします。
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ニュースで観るPM2.5の話題からは「日本人に中国を嫌いにさせてやろう」という思惑を感じずにはおれません。

確かに隣国の環境破壊は私達にとっても深刻な問題ですが、それはかつての高度経済成長の時期に日本人である我々も通ってきた道です。


もちろんナウシカは一つの創作上の世界として描かれていますから、リアルな国際問題には当てはまらない部分があります。

しかし1982年に始まったこの漫画が、何故か再び力強く光って見えるのです。


最後にナウシカの名言をもう一つ

「命は闇の中のまたたく光だ!!」

「すべては闇から生まれ闇に帰る。お前たちも闇に帰るが良い!!」

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命を、ろうそくの火のようにしかイメージできなかった当時の僕には衝撃的でした。

そう、命は闇の中の瞬く光。


正にその通り。

僕は前世の事などを話題にしますが、それは「こうかな?ああかな?」という想像のイメージの世界です。


命の在り方、生き方としてはナウシカの言葉こそがリアルな手本です。


機会がありましたら是非、皆様もお手に取ってみてください。
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by yusaku_voice | 2013-03-06 00:32 | Comments(2)
Commented by つ☆★☆★な at 2013-06-05 23:53 x
かぜのたにのなうしか、すごくおもしろいよね!!!!!
Commented by yusaku_voice at 2013-06-06 21:08
そうですね^^

数多いコミックの中でも最高傑作だと思います。
アニメ版も好きですが、深みのあるコミック版に一択です。
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